中性洗剤について

  • Q

    食器洗いに使う「中性洗剤」の主成分は何ですか?

    A
    中性洗剤の主成分は界面活性剤が用いられています。界面活性剤とは、液体と液体、あるいは液体と固体などの境目に作用して性質を変える物質です。
    例えば、水と油は混ざり合わずに分離しますが、これに適した界面活性剤を加えると水と油の境目である「界面」がなくなり、水と油が混ざり合います(乳化作用)。そして、泡立ちを良くする(起泡作用)、しみ込みやすくする(浸透・湿潤作用)などの働きにより汚れを落とします。このような現象により、界面活性剤は中性洗剤の主成分として用いられます。
  • Q

    中性洗剤で汚れた手を洗ったらダメでしょうか?

    A
    中性洗剤は手の脂を取りすぎてしまい手荒れの原因となるため適していません、手洗い石けんや手指用の洗浄剤を使いましょう。
  • Q

    天然由来や植物系の根拠は何ですか?

    A
    厳密な定義はありませんが、一般には植物油(ヤシ油、パーム油)を原料とする界面活性剤を使用している洗剤を指します。
  • Q

    中性洗剤のすすぎの程度を教えてください。

    A
    食品衛生法の使用基準では、流水の場合、野菜・果物で30秒以上、飲食器で5秒以上とし、溜め水の場合、水をかえて2回以上すすがなければならないと定めています。
  • Q

    中性洗剤に使用期間はありますか?

    A
    開封/未開封を問わず使用期限については定めておりません。開封後は、できるだけ早めにご使用ください。未開封で長期間経過している場合は、内容物に変色、沈殿などの気になる点などがなければ、ご使用いただけます。

食器洗浄機での洗浄について

  • Q

    食器洗浄機に食器用の中性洗剤を薄めて使用できますか?

    A
    できません。レストランの厨房などで使用される食器洗浄機は、高温の洗浄液を高圧で食器に噴射して汚れを落とします。このとき、洗浄液を食器の汚れに直接当てて効率的に落とすためには、噴射されても泡立ちが少なく、短時間で汚れを落とせる洗浄剤が必要になります。一般の中性洗剤や石けんなどの泡立ちの多いものは、食器洗浄機には適していません。
  • Q

    中性洗剤と食器洗浄機用洗浄剤との大きな違いはなんですか?

    A
    洗浄のメカニズムが異なります。中性洗剤は、スポンジなどに洗剤を少量取り、水道水やぬるま湯で食器の汚れを擦りながら落とします。また手肌に対する刺激が少ないように、液性は中性付近で、界面活性剤の乳化作用によって食器から汚れを落とします。
    一方、食器洗浄機を使用した場合の洗浄温度は約60℃、洗浄剤の濃度は自動的にコントロールされ、短時間で食器を洗うことが可能です。人の手肌が直接洗浄液に触れることがないので、食器洗浄機用洗浄剤の主成分は、アルカリ剤(水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなど)です。このアルカリ剤の化学的な力で食器の汚れを短時間で分解して落とします。主な食器洗浄機用洗浄剤は強アルカリ性なので、取り扱いには十分な注意が必要です。
  • Q

    食器洗浄機を使用する際の効果的な洗浄方法はありますか?

    A
    食器洗浄機で効果的な洗浄をするためのポイントは次の通りです。
    <前処理>
    残渣を取り除き、お湯(または水)への浸漬、シャワーリングなどの前処理をおこないます。とくにデンプンやたんぱく質の汚れは乾燥すると落ちにくいので、浸漬洗浄剤「キャプテンプレウォッシュ」などで十分な浸漬をおこなうと、効果的に汚れが落ちます。
    <食器のラッキング>
    ラックに食器をセットする際は、噴射される洗浄液が均一に食器表面に当たるよう、食器が重ならないようにセットします。また、洗浄液やすすぎ液が溜まらないように、食器を立ててセットすることも大切です。
    <リンス剤の使用>
    洗いあがった食器の乾燥を速めてタオリングの手間を減らし、水に含まれる硬度成分が残ることで発生する水滴跡(ウォータースポット)を軽減するためには、リンス剤の使用が効果的です。
    <すすぎ温度>
    すすぎ水の温度は80℃が適温です。高温のお湯ですすぐと食器を短時間で乾燥させるだけでなく、食器の除菌もおこなえます。
  • Q

    リンス剤を使うと、どんな効果がありますか?

    A
    リンス剤の成分である界面活性剤は水滴の表面張力を低下させ、水滴が食器表面で広がる効果があります。これにより、洗い上がり後の水切れが早くなり、乾燥時間が短縮され、ウォータースポット抑制により食器類の仕上がりが向上します。さらにこれらの効果に伴い、タオリングが不要となることで、ブリケージ(食器類の破損)の低減と人件費が削減され、タオルからの二次汚染を抑制するため衛生水準の向上に貢献します。
    <水切れ性>
    水滴が広がることにより、水切れ性(すすぎ性)が向上します。これにより洗浄剤や微細な汚れが速やかに除去されます。
    <乾燥時間短縮>
    水切れ性が良くなることで、食器表面の水濡れの乾きが速くなります。
    <スポット抑制>
    食器表面での水滴の不均一な乾燥が抑制されるため、スポットの発生が抑制できます。
  • Q

    食器洗浄機で注意が必要な食器の材質を教えてください。

    A
    食器は材質によって注意が必要なもの、洗浄に向かないものがあります。
    <アルミ食器>
    アルカリ剤に腐食されて黒色化します。アルミ材質を保護する成分が配合されている洗浄剤「ウオッシュメイトメタルEサイド」「ウオッシュメイトALコンク」「ウオッシュメイトL1M」などを使用してください。
    <樹脂食器>
    プラスチック製食器を食器洗浄機で洗浄する場合、通常のオペレーションであれば問題ありません。しかし、洗浄剤の濃度が高過ぎたり、すすぎ不良が起こっていたりすると、食器の劣化を早めるなど影響がでることがあります。
    <クリスタルガラス>
    アルカリやキレート剤に腐食されやすい材質です。洗浄方法によっては透明度が低下し、白っぽく(エッチング)なります。洗浄剤を適正な濃度で使用して、すすぎを充分におこなえば、すぐに腐食の現象が現れることはありません。
    <漆器>
    アルカリ剤、高温での洗浄には適しません。中性洗剤による手洗いをおこなってください。
  • Q

    食器洗浄機の中に白い水垢のようなものが付着するのは何故ですか?

    A
    食器洗浄機は高温で稼働するため、水中のミネラル分(カルシウムやマグネシウム)が析出して、白い水垢のようなものが付着することがあります。この析出物は、高山地帯や海洋沿岸部、または井戸水などの硬水を使用している場合に発生しやすく、通称スケールと呼ばれています。
  • Q

    スケールを防ぐにはどうしたら良いですか?

    A
    洗浄剤の成分の中には、スケールの発生を未然に防止する成分が含まれています。このため、洗浄剤を適切な濃度で使用することがスケール成分の予防に繋がります。なお、発生したスケールは「ライムリスター」といった酸性の洗浄剤を使用することで除去できます。
  • Q

    食器洗浄機に付くピンク色のカビのようなものは何ですか?

    A
    身の回りの環境に存在する菌が作り出す、バリア形成した菌の集合体です、通称ピンクスカムと呼ばれています。身近なバイオフィルムには、歯垢や風呂場のヌメリなどがあります。洗浄機の場合、ピンク色を呈する細菌が中心となって形作られています。これらの菌自体は、それほど強いものでありませんが、一度、ピンクスカムが成長するとバリアを張ったような状態となり、除去することが格段に難しくなります。
  • Q

    ピンクスカムが付いているとどうなりますか?

    A
    ピンクスカムは菌の集合体です。したがって放置することは不衛生につながります。ピンクスカムは洗浄不良が起きやすい環境下で発生しやすい傾向があるため、まずは適正な洗浄を行うためにもオペレーションを見直しましょう。また活性塩素の配合された「ウオッシュメイトGX7」など発生抑止に効果を見込める洗浄剤を使用することも推奨します。
  • Q

    食器洗浄機の洗浄剤に使用期限はありますか?

    A
    開封/未開封を問わず使用期限については定めておりません。開封後は、できるだけ早めにご使用ください。未開封で長期間経過している場合は、内容物に変色、沈殿などの気になる点などがなければ、ご使用いただけます。

アルコール製剤について

  • Q

    手指の消毒に食品添加物のアルコール製剤(以下、アルコール)は使えますか?

    A
    手指には、医薬部外品などを使用しなければなりません。そのため、医薬部外品認定を受けた消毒用アルコール「手指用アデチールH2」をご使用ください。
  • Q

    アルコール濃度が高いほど除菌効果がありますか?

    A
    一般的に、除菌剤はその濃度が高いほど除菌力も高くなります。しかし、アルコールの場合は最適濃度が存在します。アルコールの最適濃度は70~80%(重量)とされ、95%以上の高濃度アルコールは細菌が乾燥していると逆効果となってしまいます。
    また、食品用アルコール製剤ではこれよりも低い濃度に設定されているものもありますが、添加剤によってアルコールの除菌力を高める工夫がされています。
  • Q

    アルコール製剤は希釈して使用できますか?

    A
    希釈して使用すると十分な除菌力が得られません、そのまま使用して下さい。なお、意図的に薄めなくても、手洗い後の消毒では水気でアルコールが薄まり、十分な効果を得られないことがあります。ペーパータオルなどで水気を取った後、仕上げに消毒するようにしましょう。
  • Q

    アルコール製剤は「濡れた場所」や「汚れた場所」で使用できますか?

    A
    噴霧箇所が濡れたり汚れたりしていると薬剤の効果が十分に得られません。水や汚れを取り除いた後に使用してください。特に冷蔵庫や冷凍庫内で噴霧する場合、霜や水滴により効きにくくなるため注意が必要です。
  • Q

    アルコール製剤は洗浄剤として使用できますか?

    A
    水拭きに比べ、軽度の油汚れなどは除去しやすくなります。ただし、洗浄には、洗浄剤が適していますので、多目的洗浄剤「キャプテンマルチガードAgプラス」など対象となる汚れに応じた洗浄剤の使用を推奨します。
  • Q

    アルコール製剤に使用期限はありますか?

    A
    開封/未開封を問わず使用期限については定めておりません。開封後は、できるだけ早めにご使用ください。未開封で長期間経過している場合は、内容物に変色、沈殿などの気になる点などがなければ、ご使用いただけます。

漂白剤について

  • Q

    塩素系漂白剤にはどんな特徴がありますか?

    A
    塩素系漂白剤は安価で除菌力が高い反面、強力な酸化作用により、衣類、じゅうたん、木材、金属、クリスタルガラスなど様々なものを腐食させてしまいます。また、酸性を帯びた液体と混ざると有毒な塩素ガスを発生します。塩素ガスは刺激臭のある黄緑色の気体で高濃度になると死に至る場合もあります、取り扱いの際は、他の洗剤や液体と混合しないよう細心の注意が必要です。
  • Q

    塩素系漂白剤で野菜を殺菌する場合、どのくらい薄めて使えばよいですか?

    A
    大量調理施設衛生管理マニュアル(厚生労働省)によると、「野菜の殺菌方法は200ppmで5分間または100ppmで10分、またはこれと同等の効果を有する方法で殺菌した後、流水で十分すすぎ洗いする」とあります。仮に、「テルロンブリーチ5」(6%次亜塩素酸ナトリウム)を使用する場合、300倍に薄めると200ppm、600倍に薄めると100ppmになります。
  • Q

    塩素系漂白剤に使用期限はありますか?

    A
    塩素系漂白剤の主成分である次亜塩素酸ナトリウムは保管条件(特に温度と時間の影響)により分解して、経時的に有効塩素濃度が低下してしまいます。開封、未開封に限らず長期間放置されていたものは使用を避け、購入後できるだけ速やかに使用することを推奨します。また保管時は、直射日光を避け、冷暗所に置きましょう。
  • Q

    塩素系漂白剤を希釈して使っていますが、溶液は毎日取り換えた方が良いですか?

    A
    塩素系漂白剤の主成分である次亜塩素酸ナトリウムは、低濃度でも菌やウイルスをやっつけることが出来るほど強力ですが、汚れが残っていると汚れと反応して殺菌効果が低下します。また希釈液は保存安定性が良くないため、溶液はできるだけ使用する前に希釈(用時調整)することを推奨します。
  • Q

    塩素系漂白剤は、原液で使用しても大丈夫ですか?

    A
    安全性と腐食性の観点から、希釈して使用されることを推奨します。例えば、洗浄後のまな板や布巾の殺菌には、100ppm~200ppmで効果を発揮します。原液で使用すると、人体に対して有害な塩素ガス発生のリスクが高まるだけでなく、酸化力が強すぎるために予期せぬ漂白や腐食に繋がります。
  • Q

    酸素系漂白剤は塩素系とはどのように違いますか?

    A
    塩素系漂白剤は、主成分が次亜塩素酸ナトリウムで、安価で強力な酸化作用により漂白・除菌力に優れています。一方、酸素系漂白剤は主成分が過炭酸ナトリウムなどで、酸化作用が比較的穏やかです。そのため、塩素系漂白剤はメラミン製食器などに変色や劣化を引き起こしてしまいますが、酸素系漂白剤は洗浄物に対して穏やかに作用するため、プラスチック製食器などの漂白に適しています。
  • Q

    酸素系漂白剤で浸漬する時に、お湯の温度を高くすると漂白力は高くなりますか?

    A
    理論的には温度を上げるほど漂白作用は活発になります。しかし、温度を上げるほど漂白成分の消失は速くなります。通常の漂白であれば40~50℃でのご使用を推奨します。
  • Q

    食器の種類と洗浄方法を教えてください。

    A
    プラスチック食器は、食材(油脂類や色素など)と結びつきやすく、また表面が傷つきやすく、汚れが残留しやすい性質があります。使用後は、乾燥させずにすぐに洗浄するか、浸漬処理する必要があります。メラミン食器を塩素系漂白剤で漂白すると、侵食して表面の光沢がなくなり、黄色く変色してしまうことがあります。これらの食器には、酸素系漂白剤の「テルロンホワイト」や酵素洗浄剤「キャプテンバイオソーク」などを用いて定期的に浸漬洗浄を行うと効果的です。
    <メラミン食器>
    耐熱温度110~120℃、比重1.5。硬くて耐薬品性や耐熱性、質感に優れ、水に沈むので浸漬処理がしやすい性質があります。しかし、落とすと割れやすく、親水性の色素汚れ(スイカ、梅干し、紅生姜など)が食器に移りやすいので注意が必要です。
    <ポリカーボネート>
    耐熱温度120~130℃、比重1.2。やや硬く、耐衝撃性、耐熱性に優れ、水に沈むので浸漬処理がしやすい性質があります。しかし、アルカリに弱いので、食器洗浄機での洗浄は注意が必要です。
    <ポリプロピレン>
    耐熱温度100~120℃、比重0.9。比較的柔らかく、耐薬品性や耐衝撃性に優れています。耐熱性が低いので、食器保管庫で乾燥殺菌する際は、温度管理に注意が必要です。一般には比重が軽いので食器が水に浮き、浸漬洗浄には適しませんが、高比重ポリプロピレンを使用した食器の場合は、水に沈みます。新油性の色素汚れ(ケチャップ、カレー、バナナなど)が食器に移りやすいので注意が必要です。

関連法規について

  • Q

    食品添加物とは何ですか?

    A
    食品添加物は、保存料、甘味料、着色料、香料など、食品の製造過程または食品の加工・保存の目的で使用されるもので、「食品衛生法」により規定されています。当社の対象製品としては、アルコール製剤と塩素系漂白剤が該当します。また、当社製品のリンス剤は食品添加物として指定された成分をもとに構成されています。
  • Q

    業務用食器洗浄機用洗浄剤の「劇物」とはなんですか?

    A
    洗剤成分として配合されているアルカリ剤の中で、水酸化ナトリウム(苛性ソーダ)または水酸化カリウム(苛性カリ)の含有量が5%以上のものは、「毒物及び劇物取締法」に定められた「医薬用外劇物」となります。
  • Q

    薬機法とは何ですか?

    A
    平成26年11月25日に薬事法等の一部を改正する法律の施行により、名称が「薬事法」から「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」(略称:薬機法)に変更されました。当社製品では手洗い用の薬用石けんなどが該当します。
  • Q

    医薬部外品の洗浄剤って何ですか?

    A
    医薬部外品とは、ある特定の効能・効果について薬機法によって承認されたもののことです。薬機法では、品質や有効性、安全性の確保を目的として医薬品、指定医薬部外品、医薬部外品、化粧品を区分しています。
    <医薬品>
    治療・予防に使用することを目的とするもの。一般に言う“薬”をさします。
    ●当社該当商品無し。
    <医薬部外品>
    効果・効能が認められた成分を「有効成分」として配合するが、人体に対する作用が緩和なものや、不快感等の防止や保健衛生などを目的とするものです。配合する有効成分とその効果・効能をアピールすることができ、薬用石けん、虫歯予防歯磨き粉、殺虫剤などが該当します。
    ●当社該当製品 「セーフメイトSP」 「セーフメイトEX」 「セーフメイトCS」「セーフメイトGT」 「セーフメイトFR」
    <指定医薬部外品>
    医薬部外品の一部。規制緩和により、元は医薬品として販売されていたが比較的安全性が高いと判断されて、医薬部外品として販売されるようになったものです。
    ●当社該当製品「手指用アデチールH2」
    <化粧品>
    人体を清潔にし、美化し、皮膚・毛髪をすこやかに保つことを目的とするもので、厚労省通知に示された範囲内で限定された効果・効能をアピールできます。
    ●当社該当製品「手洗い水石鹸コンク」
  • Q

    アルコール製剤はすべて消防法に定められた危険物に該当しますか?

    A
    製品に含まれるアルコールが60%(重量)以上のものが危険物となります。当社製品では「アデチール1000/1700/5000」は67.9%(重量)のため危険物に該当します。また、「アデチールL20」、「キッチンアルコール59」は55.7%(重量)、「セーフメイトVG」は48.5%(重量)のため非危険物です。
    危険物に該当するアルコール製剤では、80L以上保管する場合には、消防署に届け出が必要です。